占い師が「印鑑」の話をすると詐欺や押し売りというイメージの時代があったけれど
今や、現実的に印鑑を使用する機会も減って 、「印鑑」自体が過去のものになりそうな勢いです。
そんな中でも わたしはお客様に「実印チェック」の話をかなりしますし、吉相印を作成しておくことをお勧めもしている。 その理由や由来を書いていきたいと思います。
印鑑は生命である
「印鑑は分身である」
印相学の授業で師は言った。
弁護士秘書をしていた経験上実印や社員の効力は よくわかっていたが、分身である とはなんだろうかと。
しかし学びながら驚愕しました。
私が所持していた実印は確かに私を物語っていたから。
なかでもドンピシャりだったのは。
息子が緊急帝王切開で生まれ、私が失明の危機に陥り
その後も長く通院したこと。
私はどこかしらにいつも 不調を抱えていました。
その内容が「印相学」でいわれていた悪印鑑そのものズバリだったのです。
すべてが印鑑によるものとは思いませんが 、二十歳から所持し、使用していた実印は、 見事に未来の私を映し出していました。
開運印鑑(吉相印)とは
開運印鑑とは、
姓名・生年月日・風水・九星学・五行説などをもとに鑑定を行い、持ち主の運気を高め、吉相(縁起の良い形)となるよう、
- 印材(素材)
- 字体(書体)
- 彫刻(配置・バランス)
そのすべてにこだわって作られる特別な印鑑です。
単なる「証明のための印鑑」ではなく、公的に本人を証明する「実印」として
金運・仕事運・健康運などの向上を願い、人生をより良い方向へ導くことを目的として用いられ、 「吉相印(きっそういん)」とも呼ばれています。
開運印鑑の主な特徴
開運印鑑でチェックするのは次の項目。
① 印材(素材)
印鑑は欠けてはならない。特に開運印鑑の欠けは致命的です。
ゆえに、印材は欠けにくいものがいいとされています。
以前は象牙が最高級の素材といわれていましたが 、現在では取引自体が禁止されているため、黒水牛や本柘植が主流です。
ガラスや水晶などを素材とした高級といわれるものもありますが 、開運印鑑としては不向きといわれています。
②形状
印鑑自体の長さや直径、金具が埋め込まれているか否かなども重要。
「印鑑は命」だから、人の成長にあわせて徐々に変えていける方がいいともいわれています。
大きくて立派だからいい というわけではありません。
③印影(押したときの形)
本来的には個人の運勢を読み解き、文字(主に印相体と呼ばれる文字種)を配置し 、足りない運気を補う形でデザインします。
また線の太さも関係するため、手彫りのものがよいとされています。
最近はオリジナルなデザインのものも出回っており、印影も多種多様です。
開運印鑑に効果はあるのか?
実際のところ自分自身の経験だけでなく、お客様の印鑑を拝見していて思うのは、
「印鑑(印相)が悪くて成功している人はいない」ということだ。開運印(開運印相)でなくても、実印としてよい印鑑は持っていた方がいいと思います。
ただ、だからといって 開運印鑑を持っていれば、必ずよい運命となるかといえば、そうではないと思っています。
けれど、 大事な契約や人生の節目に自分の名を押印するという行為が、それまでの人生の流れを良くも悪くも大きく変えるのは確かだと感じます。
結婚や離婚の届け出に押す印や家の購入や会社設立時に押す印などは覚悟の上に背負うものの大きさにつぶされないよう、 さらに大きく飛躍できるよう、 支えとなり後押ししてくれるエネルギー源になるのだろうと私は思う。
「三文判には三文判の人生」ー印相の授業で聞いたこの言葉が忘れられません。
開運印というのは責任を背負う覚悟の形の象徴であり
特別で立派な印鑑を持つことで「気」が満ち、その覚悟ができるなら
それを持つことは、 開運への扉をすでに開いたということになるのではないでしょうか。
Yotoyaの開運印のとらえ方
印鑑作成を強く勧めることはないけれど、人生の節目や新しいステージで活躍しようとするタイミングに、自分の印鑑を見直してみる ことはお伝えしています。
もともと実印というのは、いいものを一つ作っておけばよいというものではなく、自分の器にあわせて、ステップアップさせていく方がよいとも言われています。
極上の印鑑を持てるのは良いことだけれど、年齢や立場にあわない印鑑は、大きすぎる兜を被っているようなものだとも思う。 近年お勧めしているのは、出産や入学のお祝いに送る開運印です。
大人の実印ほど仰々しくなく、けれど子供の健やかな成長を願って通知表や学校の書類に押印できる特別な印鑑。
歴史ある、実用的な縁起物。
指紋認証ですむ時代だからこそ、開運印鑑はその効力を発揮するのかもしれません。

